おんまはみんなパッパカ走る

思い起こしばなし

トイレで手を洗わない人

 

俺は男なので、女性の事はよく知らないが

男性は、トイレで用を足した後に

手を洗わないヤツが、本当に多い。

ちなみに、大、小に限らずだ。

 

小は細かくて見えなくても結構、飛び散っているものだし

(裸で小をすると、良く解るよ。~。)

大は、以前ネットか何かで読んだのだが

イギリスの大学の調査で、イギリス人の4人に1人が

手にウ〇コを付けているとの記事があった。

 

トイレの紙は10枚重ねても、ウ〇コが通る事が

けっこうあるのだとか。

(更にイギリス人は約6割の人が手を洗わないのだとか)

 

まあ、イギリスではウォシュレットは一般的じゃないし

紙質も便質(?)も日本とは違うだろうから

日本人が全く同じとは思ってもいないが

何と無く、他人事ではない。

 

 

コロナが流行り、手を洗う人自体は明らかに増えたのだが

それでも、トイレで手を洗わないヤツは結構いてる。

 

気付くのは無論、家のトイレでは無く、共用のトイレ。

 

男性の共用トイレは、女性よりも回転が早い。

 

だから気付きやすいのだが、混んでいるトイレなどは

どんどんと、用を足したヤツが手を洗わないままに

外へ出て行く。

 

高速のサービスエリアのトイレや、遊園地や大規模

イベントとかの混んでいるトイレでは、人数が多い分

良く見かけるし、たとえ空いていても公共性が高い

・・・つまり、ソイツが何処の誰か全く分からない

率の高いトイレ程、洗わないヤツが多い気がする。

 

例えば、講習会や講演会などに行くと休憩時間に

トイレがダダ混みになるが、結構皆が手を洗っている。

 

同業者や、知っている人がいる可能性が高いので

周囲の目を気にしているのかも知れない。

 

以前、会社のトイレで俺が個室に入っている時に

トイレ室の中に上司が入って来た。

(咳払いとかの音で、上司だと判った。)

 

トイレ室内は、上司と個室にいる俺だけの状況だ。

(上司は俺が個室に居るとは気づいていない。)

 

そして彼は用を足した後、明らかに手を洗わずに

トイレを出たのだ。

 

俺はその上司と、それまでに何回もトイレで一緒になる

事があったが、その際には100パーセント手を洗っていた。

 

つまり彼は、俺がいるから

・・・もっと言うと、毎回、トイレの後に手を洗っている

俺の目を気にして、手を洗っていたのだ。

 

その上司は、忘年会とかで鍋の店とかに行くと

「皆、身内みたいなモンやし、さっき手も洗っているし

別にエエよな?」

・・・などと言いながら、野菜を箸で入れるのを面倒臭がって

手掴みで豪快に入れるような人間だ。

(正直、たとえ手を洗っていても、俺は嫌なのだが)

 

それを、実は洗ったかどうかも判らない手で

入れていたかと思うと、マジでゲンナリさせれる。

 

別に統計を取った訳では無いが、

比較的年齢が高い人ほど、手を洗わないような気もする。

 

あと偏見と言われるかもだが、

パチンコ屋や競馬場は、手を洗わないヤツが異常に多い。

 

ここでも特に高齢の人は、

「手を洗うとツキが落ちる」

とでも思っているのか?・・・と言う程、手を洗わない。

 

若い人や女性の方は、パチンコや競馬場行く際には

除菌シートでも持って行く事を、お勧めする。

パチンコのハンドルや、競馬場の椅子の手摺りは

拭いてから使用するのが無難だ。

 


俺が20代後半の頃、40代の先輩が

いつもトイレで用を足した時に、手を洗っていなかったので

その先輩に、何故手を洗わないのかを聞いた事がある。

 

先輩は言った。

「俺は毎日、風呂に入って着替えて、いつも綺麗な状態だ。

トイレに小便をしに行って、綺麗な状態のイチモツを

摘まんだだけで、手は汚れてもいないのに

何故、いちいち手を洗わなければならないんだ?

どちらかと言うと、小便をする前に手を洗いたいくらいだ!」

 

俺は言った。

 

「僕も毎日、風呂に入って着替えて綺麗な身体です。

じゃあ、その僕がトイレに行き、我が手でイチモツを

触った後に手も洗わず、そのまま○○さんに書類を渡したり

握手を求めたりしても、全然平気ですか?」

 

先輩は、しばらく無言になって

「そらぁ、そうやなぁ。。。」

と、バツが悪そうに言った。

 

それから先輩は、用を足した後に

少なくとも俺が見ている時(だけ?)は、手を洗っていた。

 


つー訳で、握手を沢山する政治家やアイドルの方々は

くれぐれも頭をカラッポにして、何も深くは考えず

お仕事、頑張ってください。。。(意味深)

 

 

おトイレ

 

子供の頃から、人よりも比較的オシッコが近い

という自覚がある。

 

この年齢になって、血圧もコレステロール

高くなったので、なるべく水分を取るように

しているのだが、更にオシッコが近く・・・。

 

イカー通勤で、朝は1時間半近く、帰りも

1時間と少しかかかるのだが、下手すると

その間、オシッコの我慢がもたない。

 

夜にオシッコに起きる回数も多くなって

来たので、年齢的に前立腺か?

・・・と思い、泌尿器科に行ったのだが

幸い前立腺に異常は無く、

「過活動膀胱気味」・・・だと言われた。

 

気味?

 

気味って・・・何なんだ?

病気なのか?違うのか?

医者が、そんな事で良いのか?

 

・・・などと不満に思いながら、話は続く。

 

昔、営業でずっと外回りをしていたが、

困るのは、やはり「おトイレ」。

 

先にオシッコの話を書いたが、俺は実はお腹の方も

比較的ユルい。。。

 

俺の若い頃は、今よりももっと

「立ちション」が、しやすかった。

(まあ、「立ちション」が軽犯罪だと言う点は

この際、置いておいてください。)

 

だから、困るのは「大」の方だった。

 

当時もコンビニはあったが

今とは違い、お客用のトイレが無い所が殆どだった。

 

従業員トイレは、レジの奥とか

従業員スペースの中にあるのだが

よほどで無い限り、貸してはくれない。

 

とは言え、仕事で毎日外回りしていたので

テリトリーでは、だいたいのトイレの使える場所は

把握していた。

 

ドライブイン、ホームセンター、大きな本屋さん

ショッピングセンター、大き目のテナントビル

スーパー、パチンコ屋、公園、等々。

 

公園のトイレは、当時は今よりも汚く

トイレットペーパーも無いので、最終手段。

 

パチンコ屋は、誰かに見つかるとサボっていたと

思われるので、なるべく行きたくなかった。

 

困るのは、遠出したりして知らない土地に行った時だ。

 

先ほどのような場所を見つけられたら幸いだが

見つからない時は、出費を覚悟するならば

茶店などの飲食店、ガソリンスタンド・・・と言う手も。

 

出費がいらないと言う点では、駅とかが最適だ。

 

駅のトイレは、改札の中にあるのが普通だが

改札の人にお願いすると、大概は入れてくれる。

 

更に困るのは、ド田舎へ行った時だ。

 

田舎は、周りが山とか林とか、田んぼや畑、民家ばかりで

なかなかトイレがある場所が見当たらない。

 

現在みたいにナビでもあれば、一番近い飲食店や

ガソリンスタンドが探せるが、それもない。

 

最悪、野●ソと言う手段もあるが

出来れば避けたいのが、人情である。

 

昔の事だが、そんなシュチュエーションの時に見つけたのが

古く寂れた、ある神社だった。

 

「大」を我慢しながら、車で走行していると

鳥居が見えて、その前まで行くと

まあまあ、大き目の神社だった。

夏か秋には、地元の人が小さなお祭りとかをしていそう。

 

ここならば、トイレくらいはあるだろうと

俺はティッシュを握りしめ、小走りに境内に入った。

 

中には社務所とかは無く、神主さんが常駐している

様子もないので、半ば諦めかけたが

隅の方に、何やら汚い木の壁のような物が・・・。

 

行ってみると木の壁の向こうに、簡易だがトイレがあった。

 

まず小を足す処が目の前にあり、それはただの壁で

壁のその下に溝が掘ってあり、オシッコがただ流れるだけ。

水すらもが流れる様子もない、簡単的なものだ。

 

その横に個室らしきものがあったので、戸を開けてみた。

 

戸は朽ち果て掛けの木で出来ていたが、一応鍵も付いていた。

 

思っていた通り当然の如く、和式のボットン便所だった。

 

入った所にスイッチがあったので、押してみると

ワット数の少ない裸電球が、薄暗く辺りを照らした。

 

しかし、便器の穴の中は暗くて何だか良く見えない。

 

普通であれば、やめて即座に逃げ出すところなのだが

その時の俺は漏れる寸前で、もはや選択肢は他に無かった。

 

俺はズボンを下ろし勢いよく・・・。(聞きたくないって。)

 

・・・まあ取り合えず一気に出して、俺はホッと息を付いた。

 

その瞬間、周りがモヤッ・・・と、霧のようなモノに包まれた。

 

俺は急に出したので、目まいでも起きたのかな?

・・・と思ったのだが、目を凝らしてよく見ると

無数の小さな羽の付いた虫が、便器の中から湧き上がるように

飛び上がったのだ。。。。。。

 

多分、見えなかった便器の穴の中に静かに待機(?)していた

虫達が、俺のウ●コが落ちて来た衝撃にビックリして

一斉に飛び上がったのだろう。

 

俺は背筋がゾッ・・・として、身体中に鳥肌が立ち

叫びそうになったが、小虫が口に入りそうな気がして

思わず手で口を押えた。

 

すると、押さえた口の周りと手のひらの間に

数匹の小虫を挟んだ感触があった・・・。

 

俺は恐怖のあまり、お尻も拭かず、ズボンも上げず

そのままトイレを飛び出した。

 

ズボンを上げなかったのは、ズボンやパンツの間に小虫を

挟みこむのではと、咄嗟に思ったからだ・・・。

 

俺はトイレを飛び出すと周りを見渡し、誰もいないのを

確認すると、ズボンとパンツを全部脱いで

全力でバタバタとハタいてから履きなおした。

(ちなみにその時に、お尻も拭いたよ。笑)

 

誰かに見られたら、

「神社に罰当たりヘンタイ男降臨!!」

・・・と、言われたかもしれない。。。

 

俺は、それ以来トラウマになって、神社仏閣や公園では

余程綺麗なトイレでしか、ウ●コが出来なくなった。

 

まあ寂れた神社仏閣で、そうそう「大」をするような

機会は無いのだけどね。

 

 

吠えるのも良し。また吠えないのも良し。

 

ウチのワンコは、比較的お行儀が良い。

 

散歩とかしていて、すれ違う人や他の犬に吠える

ワンコを良く見かけるが、犬に吠えるならまだしも

これだけ人間だらけの世の中で、人を見て吠える

ワンコは、きっと扱いにくいだろうなぁ

・・・と思う。

 

ウチのワンコは、他の犬や人間が大好きなので

全く吠える事はない。

 

それどころか、散歩中も他の犬や人間の様子を

伺っていて、自分の方に興味がありそうだと

喜んで、近づいて行こうとする。

 

これはこれで、油断も隙も無いので、

散歩中は結構、気をつかう。

 

時々、コンビニやスーパーで、外にリードで繋いで

待たせているワンコを見かけるが、ウチのワンコは

愛想が良すぎて、誰にでも着いて行きそうなので

とてもとても、そんな事をさせる気がおきない。

 

そんなワンコだが、家ではなかなか良く吠える。

外廊下を誰かが歩く音が聞こえる度に、吠えるのだ。

 

その度に俺は叱るのだが、叱られても、そうやすやすとは

気持ちが収まらないらしく

しばらく小さな声で、唸ったり吠えたりしている。

 

さらにインターホンが鳴ると、けたたましく、

ヒステリックに吠えまくる。

 

ワンコあるあるだが、テレビドラマのインターホンにも

反応して吠えまくる。

 

ただし、ウチのワンコは応対でドアを開けてしまい

相手を匂いとかで確認すると、人に対して吠える事はない。

 

それが、配達の人とかの知らない人だとしても

人に対して吠える事は、滅多にない。

 

ちなみに「滅多」・・・と書いたのは、一部の人に

だけは吠えるからだ。

 

一部の人・・・と言うのは、「俺の嫌いな人」だ。

 

不思議な事に、勧誘とかセールスの人には吠え続ける。

俺の対応を見て、敵だとでも思っているだろうか?

 


一人だけ、俺の親類の人で、俺が大嫌いな人がいて

その人にも何故だか、いつもずっと吠える。

 

その人は出しゃばりで仕切屋で、あまり空気が読めない

タイプの人で、昔から苦手だった。

 

とは言え、親切ではあるし明るいし、俺にも基本的には

好意的で、俺も別に記憶に残るような嫌な思い出が

ある訳でもなく、酷い仕打ちをされた訳でもない。

 

他の親戚も、その人の事は

「少し面倒臭い人だね」

・・・とは思っているが、大嫌いだと思っている

人は多分、いないと思われる。

 

だが、俺は何故かその人の事が大・大嫌いなのだ。

 

自分としては、ちゃんと愛想良くはしているし

それなりの会話もかわすし、目に見えて嫌な態度を

取っているつもりはない。

 

なのに何故か、ウチのワンコは、その人が来た時だけ

その人に向かって、ずっと吠え続けるのだ。

 

その人が、ウチのワンコを撫でようと手を伸ばすと

走って逃げて、すぐに向き帰り、更に吠えまくる。

 

勿論、ウチのワンコを、その人がにイジメた事は多分ない!

 

前出したが、ウチのワンコは初めて会った赤の他人に

平気で抱き着いて、シッポを振って、愛想を振りまく

そんなワンコだ。

 

どう考えても、俺の心情を読み取って反応しているのだろうが

何故、わかるのかが、どうにも凄く不思議なのだ。

 


もう一つ不思議なのは、俺が居ない時

・・・つまり一頭で留守番している時には

全く、吠えない事だ。

 

俺が家にいる時には、死ぬほど吠えるくせに

いないと、例えインターホンが鳴っても、全く吠えないのだ。

 

俺が家に帰った時に、インターホンを鳴らしてみても

吠えなかったので、足音で俺だと判ったのかな?・・・と思い

試しに、知り合いに俺の留守中に鳴らして貰ったが

やっぱり、吠えなかった。

 

留守中の番犬には、ならないなぁ・・・と少し残念に

思ったのだが

(不審者は犬が吠えるだけで、ほぼ侵入を諦めるらしい)

まあ、留守中に吠えまくる、ご近所迷惑なワンコよりは

マシかなと、思いなおした。

 

それに、あとでネットで調べてみたら、

「飼主に対しての忠誠心や信頼が強くて、

家ではなく、人を守ろうとしている」

・・・とか、書かれていたのを見つけてしまい

可愛いヤツだ・・・と、更に思いなおし

 

はからずも、自らの親バカ(ワンコバカ?)ぶりを

自覚してしまった今日この頃でした。

 

なんのこっちゃ。。。

 

 

 

ご近所

 

オッサンの一人暮らし(ワンコとの二人暮らし)

なので・・・と言うか、そのせいなのか

俺は、ご近所付き合いが殆どない。

 

住みかが、集合住宅で出勤時間が一定なので、

エレベーターとかで、良く顔を見合わせる人には

挨拶くらいはするし、全然顔の知らない人でも

向こうから挨拶されたら、ちゃんと返す程度の

常識はあるが、基本的にそこから先に進むことはない。

 

中廊下のお向かいさんや、右隣の人は何故だか

殆ど見かける事が無い。

 

時々人のいる気配がするが、いない事の方が多い。

別荘みたいに使っているのだろうか?

 

左隣も無口なご夫婦が住んでいて話した事も無い。

 

もしかして、こちらが怖がれているのかも。

一人暮らしのオッサンなんて、近寄りがたい

だろうからね。

 

自治会もあるのだが、俺としては助かるのだが

なかなかにユルい。

 

特に会合等も無く、年2回大掃除みたいなのが

あるようだが、俺は土日は仕事なのでと言うと

それ以降、催促すら来ない。

 

自治会費を集金されるのと、赤い羽根と

赤十字の募金が来るくらいで

回覧板すら回って来ない。

 

そんななので、ほぼご近所さんと

付き合う機会も理由もない。

 


そんな俺なのだが、一組だけ少し知っている

ご近所さんがいる。

 

その方は、俺がここに引越しして来た際に

かなりのご迷惑をおかけした。

 

それ以来、嫌われてもおかしく無いのだが

その方は、なかなかに気のいい人物で

逆に、俺を見かけると気軽に声をかけて

くれるようになった。

 

とは言っても、エレベーターとか駐車場とかで

たまたま出会った時に、立ち話で世間話しを

する程度ではあったが・・・。

 

その方とバッタリ会うのは、月に1~2回。

 

奥さんもいらっしゃるのだが、外国の方で

日本語があまり得意では無いらしく、お見掛け

しても挨拶程度と言う感じで、数年が過ぎた。

 

ある頃からその方を3ヶ月程、見かけなかった。

 

駐車場には、その方の車が停まっていたので

引っ越した訳ではない。

 

俺は、たまたまタイミングが合わないのだろうと

特に気にする事も無かった。

 

ある日、久しぶりにその方とバッタリ出会った。

何だか、いつも出会う時間とは違っていた。

 

「おぉ、久しぶりやん!」

その方は、いつものようにクシャクシャの笑顔で

俺に声をかけて来た。

 

いつもの様に、特にどうとでも無い話をして

別れ際に俺は聞いた。

 

「最近、お見掛けしなかったけど、タイミングが

悪かったんですかねぇ?」

 

その方は、笑顔のまま言った。

「実は、大腸がんになってもーてな。

少し、入院しとってん。」

 

「え、大丈夫なんですか?」

俺は、急にそんな事を言われて驚いて

とてもツマらない事を聞いた。

俺なんぞに、たとえ大丈夫じゃなくても

わざわざ言わないだろう・・・。

 

「今日もな、病院の帰りやねん。

お母ちゃんおるし(奥さんの事)仕事もせなな。」

 

「大変、ですねぇ。ご養生なさって下さいね。」

俺は、ありきたりの事しか言えなかった。

 

「ありがとうな。○○さんも、若ないんやから

気を付けや~。」

 


殆ど、知り合いとも言えない俺などにに

こんな病気の話をするなんて、よほど自分の苦しみを

誰かに解って欲しいのだろうなと

彼の心情が伝わって来るが、勿論俺などには

何も出来ない。

 

重い病気であるほど、本人の孤独さは計り知れない。

 

その方とは、またしばらく会えず

2ヶ月後に駐車場で見かけ、こちらから声をかけた。

彼は、大分と痩せていた。

 

「体調はいかがですか?」

 

「うーん、もう一つやなぁ。

もう勝手に出て来るようになってな(大便?)

オムツして仕事してるねん。」

 

正直、何をどう言って良いかも判らない。

 

「お仕事も、大変なのですね。

あまり、無理なさらないでくださいね。」

 

「うんうん、そうやね。」

その方はニコニコしていたが、

いつものクシャクシャの笑顔ではなく

なんだか寂しそうな笑顔に見えた。

 

それ以来、1年以上が過ぎたが

その方とは、いまだに会えていない。

 

駐車場には、違う車が停まっている。

買い替えたとか、場所を変えたのであれば良いが。

 

その方の部屋の前には、まだその方のものか

奥さんのものかは知らないが

自転車が停まっている。

 

雨の日には、濡れた傘が玄関に置いてあった。

 

たまたまお見掛けしないだけで、ご健在であれば

良いのだが・・・。

 

俺はもう一年以上、ご近所の方と

世間話をしていない・・・。

 

 

桃色姉さん

 

ナントカ48とか、カントカ坂とかアイドル乱立のこの頃。

 

いまや既婚者もアイドルだし、大食いもアイドルだったりで

オヤジには、もはや線引きも解からん。

 

そんな俺らの世代。

小学生の頃、ビッグアイドルが登場した。

 

ビンクレディー姉さんだ。

 

姉さん達は、当時の小学生達から見ると

かなり刺激的な衣装に身を包み

とてもキャッチーな振付のダンスを二人で踊りまくる。

 

子供達は(大人もだが)、その姿に狂喜乱舞し

皆が、真似をして一緒に踊りだす。

 

俺らの世代で、「UFO」や「サウスポー」の

イントロを聞いて、ピンと来ないヤツは殆どいない。

 

何となくでも、いまだにどこかの振付を覚えている。

 

当時は、録画機器がまだ一般的では無い時代。

 

姉さん達の新曲が出ると、小学館の雑誌や、月刊明星、

月刊平凡などの巻頭カラーに、ダンスの振付の展開図

(分解図?)みたいなのが載っていて、

(切り取って綴じると、パラパラ動画になる。)

こぞって誰がマスターするかを競っていた。

 

○○会みたいな、ちょっとしたパーティ行事があると

目立ちたがり屋の女の子達が、前に出たり

舞台に立ったりして、姉さんの踊りを披露した。

 

男のガキ共はそれを見て、また興奮したものだ。

 

テレビコマーシャルは時代を写す鏡だ。

 

ピンクレディー姉さんも、CMにいっぱい出ていた。

姉さん達が、歌って踊りながら紹介するCMが定番だった。

 

印象的なのは、勿論「日清焼きそばUFO」

CMの浮き輪(?)が欲しくて、何回応募したことか。

当たらなかったけどね・・・。

 

他にも「シャワラン」(シャンプー&リンス)とか。

俺はこのCMを見て、オカンに言って家のシャンプーを

エメロン」から「シャワラン」に変えて貰った。

 

雪印のアイス「宝石箱」

綺麗なパッケージの見た目ほどは美味しくなかった。

 

姉さん達のキャラクターの人形や、自転車、玩具なんかも

たくさん出ていたし、それらのCMも流れていた。

どれも女の子向けで、俺は買わなかったけど。

 

姉さん達のグッズは、小学校の教室内にまで進出。

 

簡単に作れる、ブロマイド、下敷き、うちわとかは

それまでのアイドルでも、あっただろうけど

フデバコとかみたいに、ちゃんとした商品化したのは

姉さん達が、最初だったかもね。(真偽は未確認)

 

あと印象的だったのは、西遊記を題材にした人形劇に

これも当時、子供達に大人気だったドリフターズ

一緒に出ていた事。

 

一緒に・・・と言っても、何故かドリフは人形の

アフレコで声のみの出演だった。

(人形のキャラは、ドリフの人達のキャラだったけど)

 

しかし姉さん達は、本人がそのまま出て来て、歌って踊る。

 

どちらかと言うと、ビンクレディー姉さんの番組

・・・って感じだった。

 

姉さん達は、引退後もリバイバルでブレークしたりして

今でもたまにテレビで見るけど、相変わらず

スタイルいいし、俺より若い。(クソッ!反則だ!)

 

当時のブームは、数年であっと言う間に去ってしまったけど

その「思い出」を考えると、姉さん達には

今でも感謝しかない。

 

灰皿

 

「灰皿」

 

それは文字通り、灰を入れる皿だ。

そして、その入れる灰はタバコの灰一択である。

(昔はマッチの「燃えさし」も入れていたが。)

 

思えば、すっかり灰皿を見なくなった。

昔は何処の家にでも100パーセント置いてあった。

 

俺の昔の上司などは、ヘビースモーカーで

お客の家に訪問しても、タバコを吸っても良いか

客に全く尋ねないまま、勝手にタバコに火を付けて

一息、タバコの煙を吐いた後に、お客の部屋の中を

キョロキョロと見回して

「あれっ?灰皿は、どこですか?」

・・・と、聞いたものだ。

 

つまり、それが失礼だと思えないくらいに

人がタバコを吸う事は、自然で当たり前の時代だった。

 

何処に行こうが、灰皿はテーブルの上に置いてあるのが

当たり前で、それが常識な時代だったのだ。

 

思えば、「タバコ」と「灰皿」は

かつての時代の、文化であった。

 

 

世の中には色々な灰皿があった。

 

灰皿は、雑貨、ギフト、アイデア商品、

企業のノベルティ粗品の、王様的存在でもあった。

タバコのマルボロやラークの缶灰皿も大人気だった。

 

高級な灰皿もあった。

バカラのクリスタル、大理石、金、青銅製の灰皿。

社長室や役員室、応接室で良くみかけた。

 

焼物教室に行くと、花瓶・湯飲み・茶碗と同じ位

灰皿を造るのが人気だった。

 

灰皿は、もし見当たらなければ代用すれば良い。

 

空き缶は元より、空き瓶、コップ、食器、

花瓶、人の手。

色々なものが、何でも灰皿になった。

(店屋物の返却する器を灰皿にするヤツは最低だった。)

 

 

でも普通は、何処にでも灰皿はあった。

 

家には絶対に灰皿があったので

サスペンスドラマでは、10人に1人くらいは

重いガラスとかの灰皿で、殴られて殺された。

 

はっきり言って、屋内の殺人事件での凶器では

拳銃よりも灰皿が多かっただろう。(あくまでドラマ内では)

 

昔の家にもあった。

 

時代劇とか観ると、店の主人や番頭が

煙草入れと灰皿がセットになった木製の

手摺り付のヤツで、キセルをくゆらせながら

灰をトントンしていた。

 

もちろん、家以外にもあった。

 

電車 バス 飛行機

映画館、トイレの中、病院の待合室。

 

電車の中では、前の座席の後ろとか窓の下。

新幹線だと手摺りの中に。

 

小学校の職員室は、中に入ると机は灰皿だらけで

タバコ煙で臭かった。

 

小学校の先生の中には教室でタバコを吸うのもいた。

生徒が先生の灰皿を綺麗に掃除する

「灰皿係」をやらされていた。

 

町中華や場末の居酒屋などでは

脇に灰皿を置き、タバコを吸いながら

料理を作る、店員(店主かも)がいたりした。

 

飲食店等へバイトに行くと、新人の仕事は

トイレ掃除に皿洗い、そして灰皿管理だった。

 

それ位、灰皿は一般的だった。

 

自動車には、頼みもしないのに絶対に標準で

灰皿が付いていた。

(今は、基本的にオプション品の場合が多い)

 

灰皿だけではなく、専用のライター

シガーライター)まで絶対に付いていた。

 

そう思うと、昔の車はまさに喫煙者の為に

あると言ってよかった。

 

ただ、よくよく思い起こすと、昔は道路も

駅のホームも、ほぼ灰皿状態だったので

国全体が、「灰皿」と言ってよかったかも。(偏見)

 

偉大なる灰皿国、ニッポンバンザイ!

 

叱られて反省、叱って反省

 

久しぶりに、ワンコの話でも書くか

 

・・・って事なんだけど、元々ブログやろうかって

思った時には、記事の半分くらいはワンコ話を

書こうと思っていたのだが、何故かワンコ話が少ない。

 

俺とワンコも、ぼちぼち倦怠期なのだろうか?

 

・・・なんて、訳の分からん事を思いながら

ワンコを見ると、ヤツもこちらをジッ。。。。。

と見ている。

 

何で、見てんだろ?

 

ワンコは、常に俺の事を観察しているな。

 

俺がワンコを観察するより、ワンコが俺を観察

している事の方が、絶対に多い。

 

漫画みたいに、コイツが考えている事が

頭上にフキダシになって表れて、読めればいいのにな。

 

多分、8割がたは、俺を見ながら食べ物の事を考えている

程度なのだろうが・・・。

 

 

では本題に。

 

俺は短気なので、イラッ・・・として

すぐにワンコを叱ってしまう。

 

俺とワンコと二人きりなのに、俺が叱ってしまうと

ワンコとしては他に逃げ場が無いので、なるべくは

叱らない様にしたいな・・・とは思ってはいるのだが

それでも、ついつい叱ってしまう。

 

それならば、せめて良い叱り方をしたいものだと

ワンコを叱る時の参考にするべく

ネット等で、他の人の「ワンコ叱り」を調べてみた。

 

人の「ワンコ叱り」の話等を見ていて、いつも思うのだが

人に叱られると、すごく怯えたり、逆に人に反抗(攻撃)

してきたりするようなワンコが、結構いるみたいだ。

 

今思い起こせば、子供の頃に飼っていたチワワの

チー子が、そんな子だったが・・・。(以前の記事を見てちょ。)

 

幸いに俺が大人になってから飼った、ラブラドールのモモや

今飼っている子は、性格的に叱られ強いのか

短気な俺が結構な勢いで叱っても、数分後には「ケロッ」

・・・として、俺にジャレ付いてきたりさえする。

 

俺は、

「このヤロ~、全く反省していないな~!!」

・・・と、若干イラついたりもするのだが

短気で、ついつい怒り過ぎてしまう俺にとっては

そういう性格のワンコと巡り会えている事は

とても運の良い事なのだろう。(苦笑)

 

今の子の場合は、強く叱られれば叱られる程

俺のそばに寄ってくる。

 

冬場だと、普段から俺に身体をくっつけている事が多いのだが

最近のように暑い日は、殆ど風通しの良い所や、床の冷たい

所に寝そべって過ごしている。

 

しかし夏場でも、俺に叱られた後には決まって俺の背中に

ベッタリと張り付いて来る。

 

前側や横に来ないのは、叱られたすぐ後なので

きっと、俺と目を合わすのが怖いのだろう。

 

そういう場合には、俺が家の中をウロウロ歩いている時にも

片時も離れずに付いて来て、トイレにまで一緒に入って来る。

 

その事を、友達に言うと

「反省して、ご機嫌をとっているんじゃないの?」

・・・とか言われる。

 

まあ人間風に言うと、そうなるのか?

 

ワンコ的には、叱られた事で不安感が増して

不安解消の為に、俺に付きまとうだけなのだろうが・・・。

 

でも、そんなワンコの、いじらしい行動を見ていると

あぁ、叱りすぎちゃったかなぁ。。。

・・・と、こちらも反省しきり。。。

 

先ほど書いたように、叱られても挫けない

イワンコの心の強さに、ホント感謝です。。。-_-;

 

 ↓ マイワンコ 1才の頃