おんまはみんなパッパカ走る

思い起こしばなし

買うのハズいねん!

 

俺が小学生くらいの頃の話だが

よく母に、薬局に生理用品

・・・いわゆる「ナプキン」を買いに行かされた。

 

当時の俺は「ナプキン」というものが何なのかを

さっぱり理解していなかったし、母が

「アンネ買って来て。」

・・・と、俺に言っていたので、俺も薬局の人に

「アンネください。」

・・・と、そのまま言ってて

それが今思うと、メチャメチャ恥ずかしい。

 


「アンネ」と言う言葉を、俺が何故、恥ずかしいと思うかを

多分、今の若い人は理解してないだろうから

あえて説明すると

 

日本で最初に発売された

使い捨ての「女性の生理用紙ナプキン」が

「アンネ」という会社の「アンネナプキン」だった。

 

女性達は、それまでは「脱脂綿」とか「ちり紙」とか

布製の「お手製モノ」を使っていたので

トイレにも流せる、画期的な「紙ナプキン」は

当時の水洗トイレの普及とも重なって、急激に拡がった。

 

戦後生まれ女性は「月経」の事を「アンネ」と言うくらい

「アンネナプキン」は大ヒット商品となったのだ。

 

つまり小学生の頃の俺は、薬局で

「月経をください!」

・・・と言っているようなものだったのだ。

しかも、結構な大声で。。。(恥)

 


俺は男なので、現代の女性が自らの「生理用品」を

購入する時に、恥ずかしく感じるかどうかは解からないのだが

男でも、薬局やドラッグストアで買う時に

結構恥、ずかしい商品がある。

 

それは「痔」の薬だ。

 

ボラギノール」とか「ブリザ」とか

有名過ぎる「痔」の薬は、もう宣伝をしないで欲しい。

更に言えば、商品名を変更して欲しい。

 

「痔」の薬なんて、皆が商品名を知らない位で丁度良い。

できれば、パッケージも無地にして欲しいくらいだ。

 

レジが爺さんとか薬剤師さんなら、まだ良いが

バイトの若いお姉さんだったりしたら、もう買うのをヤメる。

 

あの小林製薬なんて、さして有名商品ではないが

「オシリア」とかって商品名を付けやがっている。

 

有名商品でもは無いのに、何の薬かが

商品名で、火を見るより明らかだ。

 

小林製薬で言うと、「タムシチンキ」なんて薬もある。

 

これは、水虫やインキンタムシの薬である。

(水虫もインキンも、原因が同じ白せん菌なので両方に効く)

 

水虫は、少ししか恥ずかしくないが

インキンタムシは、結構、恥ずかし度が高い!

 

より恥ずかしい用途を、わざわざ商品名にするなんて

小林製薬は、マジで度が過ぎる。

 

と言うか、購入する時に人の目が気になるような商品は

もっと、何の薬が解からないような商品名にしてほしい。

 

もし、頭が良くなる薬を開発したとして

「バカナオール」

・・・という商品名を付けたら、誰が買うと言うのだろうか?

 

いや、バカだから平気で買うかもしれんけど・・・。(失言)