おんまはみんなパッパカ走る

思い起こしばなし

シビれる足と戯れるワンコ

俺は下半身デブのせいか、よく足がシビれる。

 

思えば子供の頃から、正座が大の苦手だった。

 

学校で、宿題を忘れた時や授業中に騒いだとかの罰で

廊下や教室の後ろの方で、よく正座をさせられたのだが

足がシビれ過ぎて貧血を起こし、保健室に運ばれた事が

あったくらいに、正座が苦手だ。

 

現在なら、体罰だとか授業を受ける権利の侵害だとか

文句が言えるところなのだが。。。 

 

と、まあ、それはともかくとして、今は一人暮らしなので

自宅では、決して行儀良く座っている訳ではないのだが

・・・つまり、正座なんてしていないのだが

たとえアグラをかいたり、オネエ座りをしていても

同じ姿勢を続けていると、決まって足がシビれてしまう。

 

常に体勢を変更していれば良いのだろうが、テレビや読書に

夢中になっていたりすると、ついつい長い時間同じ体勢を

続けていて、気が付くと足がブランブランになるくらいに

マヒしていて、その後、強烈なシビれがやって来る。

 

足がマヒしているのに気づき

「ゲゲッ!やばい!」

・・・と思い、足を延ばしたりマッサージをしていると

やがて徐々に足のマヒが治って来て、感覚が戻ってくる。

 

しかし、その後に来るシビれが一番に強烈なのだ!

 

「おぉおお!!」

・・・と、俺は思わず、嗚咽にも似た声を張り上げる。

 

すると、その辺りでウトウトと眠っていたウチのワンコが

ムクリ・・・と起き上がり、俺に呼ばれたとでも思ったのか

ダダダッ・・・と走り寄って来たと思ったら俺の太モモの上に

ズドン!!・・・と、飛び乗って来た。。。。

 

「ぎぃやぁあああぁあ。。。。」

 

俺は、シビレ&ショックに耐え切れず、

ワンコを跳ねのけて、その場で、のたうち回る!

 

しかし、のたうち回ってブンブンと動く俺の足は

ウチのワンコの大好物だったりする。

 

再びワンコは、俺の足の甲をに目がけて、飛びかかって来た。

(涙涙。。。)

 

「ほぉおぇええええぇえ。。。やめてぇ、、、、やめんかぁ!!」

 

「とりあえず、どこかに逃げねば!」

・・・と思い、おれは無理やり、足にムチ打って立ち上がる。

 

立ちあがった俺に、ワンコは容赦なく

「おぉ!!遊んでくれるんだ~!」

・・・と更に大喜び!!

 

俺のふくらはぎを、前足で抱きかかえての

マウンティング。。。。(大涙。。。)

 

「きぇええ。。。もおおおぉおおお!!」

 

振り払っても、振り払っても、ワンコは興奮して再チャレンジ!

。。。。。。(気絶。。。それはウソ)

 

やっとシビれが収まって来た頃には、俺はもうクタクタ。

ワンコは、何だかご満悦の様子。。。。(殺意)

 

この後、仕返しにワンコの苦手な

コロコロ(粘着テープの掃除道具)で追い回してやったぜ

。。。(-_-;)

 

・・・と、まあこんな感じで

ワンコとの二人暮らしの、楽しい(?)一幕でした。